(財)赤岩公徳体財団
理事長 赤岩 達重
(財)赤岩公徳体財団の創設者として一言ご挨拶申し上げます。
私事で恐縮ですが、1970年にメイトという会社を設立し、以来約40年間に渡り企業経営をしてまいりました。幸いにしてここ10年間程は会社理念に掲げている「社会貢献」に力を注ぐゆとりも出てまいり、微力ながら可能な範囲で活動をさせていただいております。経営の方も若い社長にまかせて会長に退き、今までを振りかえる時間やこれからを考える時間を得て、私に出来る本当の意味での社会貢献は何かを日々考えておりました。企業経営で得たことは、売れる商品を作ることより儲かる仕組みを築くことより、一番重要なことは、顧客のために自分で考えて創意工夫し、実行する人材を育成することであり、会社の将来も人材次第であると確信いたしました。こうした中から、日本社会が抱える少子高齢化や地球環境問題、経済の国際化の進展といった諸課題を力強く切り拓いていくためには徳・知・体のバランスのとれた国際感覚豊かな人材を育成していくことではないかと思った次第です。言うまでもなく、こうした人材は青少年の育成を通じて実現できるものであります。特にスポーツにおいて培われる強靭でフェアな「精神」、仲間や指導者との交流による「コミュニケーション能力」、他人を思いやる「豊かな心」、自ら学び、自ら考えるといった生きる力を身に付けるうえで極めて重要な「体力」などは、こうした人材の育成にとって欠くことのできないテーマであります。また、スポーツは言語や生活習慣の違いを超えた世界共通の文化の一つであり、世界の人々との相互理解や認識を深め、友好と親善に貢献できるものであります。こういった思いを何かのかたちで実現していこうと設立いたしましたのが(財)赤岩公徳体財団であります。
この財団は誠に微力ですがスポーツ少年団活動の助成をさせていただきます、なにぶん不案内でありますので関係各位の皆様のお導きを切にお願いいたします。